メイド・イン・フチュウ 公開制作の20年|府中市美術館
2020年に府中市美術館で行われた展示のためのグラフィック。20年の間に行われた数々の公開制作のアーカイブを一つのビジュアルに絞ることなく、なるべく多くの情報量をそのまま提示する形でデザインした。ポスターには4種類のフライヤーが面付けされており、インパクトのあるものとなっている。ポスター・フライヤー・図録・チケット・サイン・パネルなどを制作。
カタログには2000年に開催された第1回 日比野克彦から2021年の第80回 L. PACKまで、若手・中堅・大御所まで様々な作家の公開制作が、全272ページに掲載されている。製本は実験的なプロジェクトとしてのイメージを持たすためにコデックス装を選択。今後の資料として長く残すためチップボールの合紙によるハードな書籍としてのイメージを同居させた。これまでの20年間の歴史を表す背の束の厚みから、これまでの歴史の階層を感じらるようにしている。見返しには黒い用紙にシルバーで写真を印刷した。
Client: Fuchu Art Museum
Art Direction & Design: MARUYAMA masataka
Printing: SHINANO Co.,Ltd.